広いビジネスの分野で”非対面”が
推奨・実践されていく現代ですが
それは対個人でも同様のことです。
主流のネットショッピングでは
荷物の受け渡しだけは否応なく
接触してしまう瞬間となります。
そんなときに大変便利であるのが
“非対面”の要、“置き配”でしょう。
宅配ボックスや専用”置き配バッグ”
あるいは玄関前に荷物の直置きなど
一切、宅配業者と接触することなく
荷物の受け取りができ、面倒だった
再配達が一切不要となるメリットも。
ただ不安視されているのは、時代と
逆行する、その脆いセキュリティ面。
“置き配”されたことで“傷が付いた”
“荷物を置いた・置いていない”など
この先進国で信じ難い水掛け論です。
そんな中、来年より大手保険会社の
“損保ジャパン”では、通常の補償の
範囲に加え、この“置き配”に対する
“盗難・破損”も対象となるとのこと。
“置き配”が補償の適用となるのは
“個人用火災総合保険”という商品。
そして、補償対象となるケースは
以下状況での“盗難・破損”の場合。
- 宅配ボックスに配達された荷物
- 置き配バッグに配達された荷物
- 玄関前に配達された荷物
“置き配補償”が追加されたことで
保険料の値上がりはありませんが
“保険始期日”が“2021年1月1日”
以降になっていることが条件です。
つまり、既存で加入している保険は
補償外となってしまうため、新しく
上記保険へ加入する必要があります。
この補償の拡大によって、これまでは
心配だった高額商品の”置き配”に対し
利用者側には安心材料が増える一方で
保険会社側では”置き配”されたことで
“盗難された”や“商品が傷付いた”など
自作自演で“補償金詐取”を目論む輩の
対策も考えなければなりません。
決して悪用は厳禁です。